ミルフォード(Milford):コネチカット州の小さな町を訪れてみた

先日、散歩がてらブリッジポート大学と同じコネチカット州にある、ミルフォード(Milford)に行ってきました。ミルフォードはブリッジポートから東に2駅行った場所にあります。ちょうどブリッジポートとニューヘイブンの間に位置しています。

 

人口約5万人のミルフォードは、正に閑静な住宅街を絵に描いたような街並みでした。地図を拡大して見ていただければ分かるかもしれませんが、ミルフォードのちょうど中央を川が縦断して流れており、それがそのまま海まで続いています。

ミルフォード駅近くのウィパウォーグ川

 

木々に覆われたウィパウォーグ川

 

この川はウィパウォーグ川(Wepawaug River)といい、川の周囲には憩いのスペースが至る所に設けられていて、もう少し暖かくなれば子どもが遊びまわる声が聞こえてきそうです。

視線を川から街並みに向けると、そこはまさに静寂な住宅街。大きな通りが少ないためか走っている車の数はとても少なく、落ち着いた雰囲気の町でした。

ミルフォードの街並み

 

駅のすぐ近くにはシティホールがあるのですが、その裏手に9.11の同時多発テロにまつわるモニュメントを見つけました。

ミルフォードの9.11モニュメント

 

あの9.11のテロの際には、ミルフォードの住人の中にも犠牲者がいたようです。モニュメントは実際には3面になっており、ワールドトレードセンターでの犠牲者のためのもの、ペンタゴンでの犠牲者のためのもの、そして最後は写真に写っている面で、乗客がテロリストに立ち向かい、最後は地上に墜落したユナイテッド航空93便の犠牲者のためのものです。モニュメントの最後には「彼らの死を無駄にしない」というメッセージがつづられていました。

また、シティホールの正面には、今度は軍人の銅像が立っていました。こちらは第一次世界大戦に従軍したミルフォードの若者のための記念碑です。

第一次世界大戦従軍者の記念碑

 

第一次大戦では、22名のミルフォード出身の若い命が失われたそうです。なお、ミルフォードからは700名以上が従軍していたと言います。アメリカでは一般的なのかもしれませんが、ミルフォードでもこのように町のいたるところに記念碑や銅像が立っており、その町の英雄たちを称えるアメリカらしい文化を感じることができました。

今度は足を海の方向へ向け、川沿いを下っていくことにしました。すると、日本ではあまり見られない面白い光景に出くわしました。

 

この写真だけで何が起こったのか当てることができたら、あなたは天才です!ヒントは道路の中央にあります。あれ?こんなに晴れているのになぜか道路が濡れていますね。

 

もう少し近づいてみると・・・

 

 

 

 

ジャーン!道路が完全に冠水しています!しかも魚が泳げるくらいの結構な深さ。どうやら前日の雨で川の水域が上昇し、そのまま道路の方まで流れ込んできてしまったようです。そして、アメリカの道路は日本のとは違い、下水へ水を流す機能が乏しいため、丸一日経った後でも水がたまったままと言うわけなのでした。

車が走るとこういう感じです。ただ、実際にはほとんどの車は水たまりの直前で引き返していましたが…なんとも水の豊かなミルフォードらしい⁉珍事件でした。

川沿いを下っていくと川の上やすぐ横にたくさんの船が停泊していることが分かります。

ミルフォードの川沿い

 

船の保管場所

 

いかにも港町、ミルフォードらしい風景でした。ぜひ今度はこの船に乗って、ミルフォードの港を一周してみたいものです。

そんなことを考えていると、また別の場所で道路の冠水を発見…

 

これはあからさまに、川の水が道路の方へ流れ込んできている感じです。というか、この場所はもうほとんど海から目と鼻の先なので、事実上海抜0m何じゃないかという気がします。どうみても川の水が流れ込むのを防ごうとする意欲を感じない構造になっているのが不思議です。

そしてついに、ミルフォードの港に到着しました!

 

チャールズ島

 

写真の中央に見えるのはチャールズ島(Charles Island)です。そしてさらにその向こうに見えるのはロングアイランド( Long Island)です!見えないか…ニューヨークから伸びているロングアイランドが、こんなところまで来ているというのは驚きですね。

ブリッジポート大学の海岸沿いはほとんど公園になっていますが、ミルフォードの海岸沿いは家々が建ち並んでいます。

 

毎日ここから海を眺めて暮らせられたらとても素敵ではないでしょうか?私が海沿いを歩いていると、知らないおじさんがベンチの上で日向ぼっこしていました。

海を見て元気をもらったところで今回の長い散歩を終わりにして、帰路に着きました。今回はざっと3時間くらいでミルフォードの主だった場所を散策することができました。ご紹介できませんでしたが他にも大きなショッピングマーケットが何店もありました。

また、ミルフォードはとても小さな町ですが、実は世界最大のファーストフードのフランチャイズチェーンであるサブウェイの本社があります。ちなみに、サブウェイの創始者であるフレッド・デルーカはブリッジポート大学の卒業生です。車がないと行けないような場所にあるため今回は訪問できませんでしたが、機会があれば行ってみたいと思います。

正直それほど有名ではない町ミルフォードですが、行けばそこには歴史があり、自然があります。もしブリッジポートにお越しの際は、ミルフォードにも足を延ばして行かれてはいかがでしょうか?

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