アメリカへの留学人数 国別ランキング


ブリッジポート大学には、約80カ国から留学生が集って勉強しています。

80カ国ともなれば、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、中東、南米など、それこそ正に全世界から学生が来ていることになります。

そこで今回は、アメリカに留学しに来ている、留学生の数を国別にランキングしてみたいと思います。

なお、今回の記事はThe 10 foreign countries that send the most students to American collegesを参考に、ベスト10形式で作成しています。

どの国がベスト10に入るのか?日本は何位なのか?

答えを見る前にぜひ予想してみてください!

 

10位:メキシコ

人口1億2,200万人中、アメリカ留学生数16,733人。

まずはメキシコです。メキシコはアメリカのお隣さんで、人口も多いですから、ベスト10に入ってくるのはうなずけますよね。

今はトランプ大統領の政策で、国境に壁を作る云々と言う話がクローズアップされていますが、実際のアメリカ社会ではヒスパニックと呼ばれるメキシコ系移民が社会を支えている面もあり、やはりメキシコとアメリカは切っても切れない関係なのだと感じました。

 

9位:日本

人口1億2,700万人中、アメリカ留学生数19,060人。

早くも登場、我らが日本です。

人口、留学人数共に、メキシコとほぼ同じ数字となりました。

日本は1990年代がアメリカ留学のピークで、5万人弱の留学生がいた時期もありました。

しかし、その後は減少傾向が続いて、2010年代に2万人を切ったところで下げ止まり状態となっています。

現在は文部科学省が、「トビタテ!留学JAPAN」などを通じて海外への留学人数を増やそうと努力しているところです。

 

8位:ブラジル

人口2億人中、アメリカ留学生数19,370人。

留学生数は日本とほぼ同じです。

南米最大の人口を擁するサッカー大国ブラジルですが、アメリカへの留学者数も多く、積極的に世界の最先端の学問を吸収しようとしているようです。

人口も日本の1.5倍以上ですから、これからさらに、世界の中でそのプレゼンスを高めていくと予想されます。

 

7位:台湾

人口2,400万人中、アメリカ留学生数21,127人。

ここで一気に、対人口比での留学生数が跳ね上がります。

台湾では、総人口のうち約1000人に1人が、今現在アメリカに留学しているということになります。

台湾にはTSMC(台湾積体電路製造株式会社)など、世界的なIT企業がいくつもあります。

自国の人口が少ない分、はじめからグローバルマーケットを意識していることがうかがえますし、それがアメリカへの留学生数にも反映されているわけです。

 

6位:ベトナム

人口9,000万人中、アメリカ留学生数21,403人。

おそらく、多くの人がベトナムがベスト10に入ってくることを予想できなかったのではないでしょうか?

ベトナムは経済的にはまだ発展途上ですが、その中で現れた新富裕層や知識層が積極的に子女を留学させていることが考えられます。

実はベトナム人留学生はアメリカだけでなく、日本や韓国にもたくさん学びに来ており、先進国の知識や技術を積極的に取り入れていこうとしているようです。

 

5位:カナダ

人口3,500万人中、アメリカ留学生数26,973人。

カナダは言わずと知れたアメリカのお隣さんの国。

公用語も同じ英語で文化や経済レベルも近いので、カナダ人の留学生が多いことは容易にうなずけますよね。

最近は多少アメリカとの関係がギクシャクしている面もありますが、カナダはいつもアメリカと共にあるという印象があります。

ヨーロッパで言えばイギリスとフランスのような関係ですね。

日本にはこういう関係を築けている国が無いような気がしますがいかがでしょうか?

 

4位:大韓民国

人口5,000万人中、アメリカ留学生数61,007人。

日本のライバル?韓国が4位でした。

人口は日本の半分なのに、アメリカ留学生数は3倍以上。

この数字を見るだけで、どれほど韓国がアメリカ留学を重要視しているのかが見えてきますよね。

理由は台湾と同様、自国のマーケットだけでなく、はじめからグローバルマーケットに向けてビジネスを展開している点があげられます。

韓国では、有名企業のサムスンやLGに入社するのに、TOEIC900点が足切りに使われているというのは有名な話。

日本は日本国内の経済で潤っている面がありますが、グローバル企業や国際団体などでは、圧倒的に韓国に後れを取っていることが見て取れます。

前の国連の事務総長も韓国の方でしたしね。

 

3位:サウジアラビア

人口2,900万人中、アメリカ留学生数61,287人。

石油の産油国で有名なサウジアラビアですが、石油頼みの経済から抜け出すべく、未来のエリートを積極的に海外に送って育てているようです。

また、中東の中でイスラエルと並んで最もアメリカとの関係が深い点も、留学生数が多い要因だと考えられます。

私のクラスにもたくさんのサウジアラビアの学生がいましたし、そのほとんどがサウジアラビアの大使館職員やその関係者でした。

 

2位:インド

人口13億人中、アメリカ留学生数165,918人。

ここからは完全に人口がランクを上げています。

インドは世界第2位の人口で、なおかつ英語が公用語になっていますよね。

ですから当然、アメリカへの留学を考えるインド人が多いことは容易に予想がつきます。

特にインドは数学が強いためか、インド人留学生はたいていコンピュータなど理系の専攻を取っています。

MITに見学に行ったときに、学校見学ツアーにインドからきている家族がいたのがとても印象的でした。

 

1位:中国

人口14億人中、アメリカ留学生数328,547人。

堂々の1位は、世界一の人口を誇る中国です。

しかし、良く数字をみていただきたいのですが、人口がほぼ同じで英語が公用語のインドに比べても、約2倍の留学生が来ています。

さらに、対人口比で計算すると、なんと日本以上の割合でアメリカ留学に来ているのです!

中国も経済格差が激しく、まだ多くの貧困層がいることを考慮に入れると、韓国同様アメリカ留学の割合はかなり高いことが分かります。

実際、アメリカのキャンパスでアジア系の顔を見つけたら、ほぼ間違いなく中国人です。

面白いことに大学のキャンパスにいる日本人は、アメリカ人からも韓国人からも中国人からも、始めは中国人かのように声を掛けられます。

私が中国人の友人に聞いたところによると、中国では共産党と仲良くしないとまともなビジネスをやらせてもらえないとのことです。

そこで、そういうビジネス環境に嫌気がさした中国人が、アメリカに飛び出し、そのままアメリカで就職・起業していくんだとか。

この辺りは、台湾や韓国のような積極的な国策と言うよりも、別の意味で国ゆえに留学生が増加している一つの要因と言えるかもしれません。

 

以上がアメリカ留学生数ランキングでした!

このランキングから分かることは、日本はすでにアジアの中でも、国際性のランキングで中国、韓国、さらには台湾からも大きく後れを取っているということです。

実は、アメリカに留学に来ている日本人の中で、一番多い留学目的は語学留学です。ですから、留学人数のランキングは上記のごとくですが、留学期間や取得学位などのランキングがあったら、全然状況は変わってくることでしょう。

逆に、中国人の多くは、大学卒業後は修士や博士を目指してステップアップしていきます。

大学の勉強をしつつ、TOEFLやGRE、GMATの勉強も並行して進めていた彼らの姿がとても印象的でした。

また、日本人留学生の多くは最終的に日本に就職していきますが、それに比べると他国の学生は、アメリカで就職するか、カナダで就職するか、ヨーロッパで就職するかというように、就職先にすでにグローバルな視点が入っていることを感じます。

ぜひ日本からも、よりグローバルな視点でビジネスや人生設計ができる若者がたくさん育つよう、人材育成としての留学に、国家としてさらに力を入れてもよいのではないでしょうか?

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