アメリカに留学すれば英語を話せるの?私の体験談

留学するだけでは英語は話せない!

アメリカに留学すれば英語を話せるようになるのか?

 

 

 

なりません。

 

 

 

アメリカに留学さえすれば、英語がペラペラになるということはほぼないと思います。海外留学2度目の私は自信をもってそう断言します。

しかし、アメリカに留学し、きちんとした努力をすることで、日本にいるよりもずっと確実に英語力を伸ばすことができます。行くだけでなんとかなるのではなく、本場で練習するからこそ、話せるようになるのです。

今回は、アメリカに来る半年前まで英語がまったくできなかった私が、現地の大学の授業でAを取るまで成長した方法を紹介します。

グローバル性が求められる社会で、手っ取り早く英語を習得するためにアメリカに留学する人は多いと思います。しかし、アメリカに来て数年経っても、英会話がほとんどできない、という話をよく耳にします。私もそうでした。

私は去年の夏にアメリカに来て、ELIという語学留学カリキュラムに3ヵ月半参加しました。私がアメリカに来た半年前は、英語はさっぱり駄目でした。できる会話はThank youとI’m sorryだけ。中学高校でも英語は一番苦手科目で、我ながらよくアメリカに来たもんだ、と呆れるレベルでした。それでも、留学すればなんとかなると信じていました。

しかし結果は惨敗。

ELIと一緒に大学一年生の授業をひとつ履修していたのですが、中間テストでなんとD(落第一歩手前。笑)を取ってしまいました。授業の内容が難しかったわけではありません。なんとも優しいテスト方法で、ネット検索してもよし、クラスメイトと話し合いながら解いてもよし、というなんとも緩いものでした。しかし、教授の説明を聞き取れなかった私は、検索することもなく、英語なんて話せないのでクラスメイトと相談もせず、たった一人で挑んだのでした。

この時、私は自分がちっとも成長していないことを思い知りました。高い学費を払ってここまで来て早2ヵ月。なにも変わっていない事実に、少なからずショックを受けました。

ここでようやく、私は自分の英語習得に対する姿勢を見直してみました。そこで気付いたのは、私はアメリカに来たのにも関わらず、ほとんど英語で会話をしていないということでした。ELIの授業も大学の授業も、発言の場はたくさんあるにも関わらず、どうせ私はうまく話せないからと、だんまりを決め込んでいました。真面目に授業を聞いてノートさえとっていれば大丈夫だと思っていたのです。

しかし、自分から話さないことには、英語で話す力が身につくはずもありません。私は、中間でDをとったショックから、積極的に英語を使おうと決意しました。それでも、最初のうちは、英語で何か言おうとしても、頭が真っ白になって何もでてきません。日本から持ってきた英会話フレーズの本を読んでフレーズを丸暗記しても、実生活で使うタイミングはなかなか見つけられません。そうこうしているうちに最初の学期の終わりが近づき、本格的に焦り始めました。

だからこそ、私は原点に立ち返ることにしました。

ふと、中学高校で英語を習っていた頃、日本語の文章を訳して英作をしたことを思い出しました。いきなり英語で話すのではなく、まず何を話したいのか日本語でちゃんと考えてから、英語にしてみる。当たり前のようで、意外とできていなかったことでした。話せない英語で考えて話そうとしてパニックになるよりも、まず先に母国語で文章にするのです。

英会話は、中学高校で習う簡単な単語と文法でだいたいできます。難しいことではありません。スタートさえ切れれば、あとは慣れの問題です。そこからはあっという間でした。繰り返すうちに、考えてから英語が口に出るまでの時間もどんどんと短くなります。あんなに苦手だと思っていた英語で話すことが、苦ではなくなっていきました。

中間テストでDを取った科目は、テストの他にも毎週出される課題が成績に大きく影響します。私は、わからないところや聞き取れなかった部分をクラスメイトに質問しながら、確実に点数を重ね、最終的にその科目でAをとることができました。

英語は、アメリカに行けば伸びるものではありません。英語をずっと聴いていれば、いつのまにかペラペラになるということもありません。まず自分が英語を話すというしっかりとしたイメージを持ち、何を話すのかを考えた上で、それを英語として声に出す。これが、私自身の体験から習得した、とてもシンプルなのに意外と実践できていない、確実な英語上達方法です。